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2014/12/26

佐渡・島ツーリズムファンクラブ 第一回 羽茂大崎編

佐渡交流ネットでは、新企画(?)として、島ツーリズムファンクラブという企画を立ち上げました。

 佐渡らしい魅力・文化・食などの“農山漁村の地域素材”を発掘して、観光につなげていくということを目的に、地域以外の人達を招いて、体験してもらい、地域の人達と意見を交わし、一緒になって着地型観光をブラッシュアップさせていくという目的です。

 


旅行らしく「しおり」とか作っちゃったり。


 地域を歩く「さどんぽ」では紹介しきれない、その地域の伝統食であったり風習を紹介できたらいいなと思っております。
 また、地域の人の目線と、よそからの目線では、魅力の感じ方が少し違うと思っていました。
今回「ファンクラブ」として、よその人が、地域を訪問することによって「魅力」がもっともっと引き出されていくといいなぁという思いで立ち上げました。

※というわけで、佐渡の各地域のみなさま、今度はアナタのところにいくかもしれませんので(笑)ご理解・ご協力お願い致します m(_ _)m


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さて、第一弾として「大崎そばの会」で有名な羽茂大崎を訪れました。
雪がちらつく中ではありましたが、14人の方にご参加いただきました。




















ガイドは葛原正巳さん☆

まずはさどんぽコースを歩いてもらいました。





こちらは、葛原さん作の「竹スキー」
昔の子ども達の遊び道具です。
けっこう難しくて、難易度の高い遊び?!

この竹スキーのおかげで、
参加者同士の会話が弾んで、
初めて会う人達でも仲良くなれました
(*^_^*)











 


つづいては旧大滝小学校を利用した交流施設「大滝楽舎」を見学。
圧倒的な資料の数々に、驚き・・・!

 


さて、おたのしみのお昼タイム♪
大崎といえばソバかもしれませんが、今回は隠れた名物「絞張丼」を食す!

 


天然の自然薯をぜいたくに使用。
アブラメ(干した魚)でとったダシで
のばして、
麦飯と山菜がのったお椀にぶっかけ丼!
 参加者も興味津々
 

【しめばり丼とは?】
 羽茂の殿様はいも汁を好物としていました。いつでも食べたい時に食べられるように、おかかえの芋掘り人、魚釣り人がおりました。芋は山芋、赤名はアブラメです。季節としては晩秋が旬で、新米のご飯(むぎめし)と、アブラメのダシで作った芋汁をかけて食べます。この習慣は町人にも影響し、落城四百年を経た今でも羽茂では、多くの人がアブラメ釣りをやり、これを料理して、宴会を「アブラメ会」と称し、思い思いのグループで楽しんでおります。芋汁は家庭での、もてなし料理に使われます。山芋を掘るのは骨の折れる仕事です。(説明:柳平さん)

ということで、天然の自然薯は風味が違う~~おいしい!



 柳平さんより、竹筒にはいった栃餅もいただきました。



続いては意見交換。





 





意見交換では、

・どういう人に来てもらう?(ファンづくり)
・何を紹介したい?(素材探し)

・PRやキャッチコピー(発信方法) という3つのポイントを元に話合いました。


参加者の声

①羽茂大崎を歩いて(感想・疑問など参加者から)
「スキー板を使用したり、10人以上いても会話のきっかけが多く持てて楽しかった。しめばり丼も美味しくて贅沢に過ごせた。」
「結局、ガイドの方にどんな案内をしてもらったのか?どんなものを用意してもらったのか、という部分が印象に残りやすいので、人の魅力は大きい。」


②地域で活動することについて(地域の方より)
「地域への協力の仰ぎ方として、そこに住む人を尊重して、あるものを壊さない様
にしている。提供する側や受入側が、お客様を選ぶのも方法としてある。」
「最近は地域でも慣れてきた人達により受入はスムーズ。来客に難しい人が多いと、受入側が重荷に感じてしまうのでそこは気を付けたい。」
「来客510人に振り回されるのではなく、丸め込んで遊ぶようなエネルギーを持
っていければ良い。」


④魅力の伝え方
「良い場所には歴史がある。歴史(過去)→今→未来。それらを知り、伝えていく
と言うコンセプトが感じられると良い。」
・「見えない魅力というのは外に伝わるのか。文章では十分に伝えられない。」
・地域の意見「地域の人は、肌で感じているので「魅力」を当たり前だと思っている。
なので、言葉ではなく、現れとして、空気感や人柄、生活の知恵を知ってもらいたい。」

「不便な点も多々あり苦しい事もあるだろうが、それ以上に楽しむ気持ちがある。
 その生活リズムを来客に無理に共有しすぎても行けず、感じて考えてもらえれば良い。」

「佐渡は食材も良く、来た人がデトックス出来る環境。」(例 ヘルスツーリズム)
・地域の意見「ここで生活する要領が分かる人は、魅力を感じれば移住にもつながる。最近はI
ターンの女性もいる。外から来た人が後押しされる魅力が土地にある。

また、こんな意見もありました。

・「(参加者)私は佐渡生まれ・育ち。この様な場所に来るとお金を使って楽しむということだけでは、違うのではないかと感じる。(その反面、贅沢な旅行も好きなのですが…)」
子どもに教えるにあたって、お金の価値だけではない、生きるために大切なことを教えたい。


非常に深い意見交換になったなぁと思いました。
確かに、大崎に来ると、人生の価値観が変わる、そんな場所です。

今回参加者の中には、今後自らの事業で羽茂大崎を訪れてもらう企画を立てたいという方や、農業のことでつながりを持つことが可能な方などいらっしゃいました。

今後につながっていければ幸いです。

次はもう少し暖かくなってからかなぁ~。
羽茂大崎は季節を変えて、また他の地区も検討していきたいと思います。
よろしくお願いします!

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